ケイ素と健康の事を基礎から解説致します。
【その4

≪骨からシリカが減ると、カルシウムも失われていく≫

ケルブラン教授と同時代にケイ素を研究していたフランスのA・シャルノは、結核患者の解剖を通して、カルシウムが骨から失われていく前に、ケイ素が骨から欠乏することを発見し、1952年に発表しました。つまり、ケイ素が消滅すると、カルシウムも骨から消えていくということを発見したのです。

 

また、1970年代は、多くの研究者たちも、結合組織におけるシリカの役割を立証しました(1972年)彼らはラットやヒヨコで実験をし、ケイ素が入っていない餌を与えていると、発育が不充分だったり、骨の奇形や頭蓋骨の奇形が見られた等と報告したのです。

 

以上の様な多くの研究により、『ケイ素』はそれまでの地位から『欠かせない重要なミネラル』という地位にまで引き上げられました。

そして、1973年には『ケイ素は必須栄養素である』ことが認識されました。

 

更に、1986年には、カーライル博士は結合組織の形成におけるシリカの役割を、コンドロイチンやヒアルロン酸、ケラチンといったムコ多糖との構成成分であるとともに、タンパク質複合体を成すことを立証しました。

 

この事は、冒頭で説明しました内容であり、

人間の体では、毛髪、爪、骨、筋肉、脳、腎臓、肝臓、胸腺、血管、皮膚など全身のあらゆる臓器や組織に、ケイ素が存在しているとの部分の根拠になっております。

 

★体内のほとんどの栄養素と腺分泌物は、加齢とともに減少しますが、中でもケイ素の減少は特に際立っているので、意識して補う必要があるのです。

 

女性には、特に嬉しい事が多い ケイ素!

肌が老化する主な原因は、肌の結合組織が水分を保持できなくなることですが、

『ケイ素』は、皮膚のコラーゲン繊維をきちんと揃えてしっかり束ねる働きをします。

また、髪や爪の主成分であるケラチンは、コラーゲンの一種で、ケイ素を摂取する事で、ケラチンの生成を助けます。カーライル博士の研究報告(1981年)によれば、コラーゲンの生成に不可欠な酵素(プロリル水酸化酵素)を最大限に機能させるのはケイ素であるとしており、ケラチンとコラーゲンが、肌、髪、爪にたいへん重要な役割をすることは既に周知の事実ですが、それらの生成を促してくれるのがケイ素という事です。

 

≪ハリウッド女優等の有名人も ケイ素を賛美!≫

ケイ素に感謝した多くのハリウッド女優や世界的に有名な歌手が「美と若々しさの秘訣は、ケイ素のおかげ」と語っていることは、日本のファッション雑誌などでも度々紹介されております。

 

≪人体が必要とするケイ素の量≫

ケルブラン教授と共同で研究をしたアメリカのリチャード・バーマキアン博士は「骨折した人の毎日の食品の中にカルシウムがなくても、ケイ素がたっぷりあれば、骨が非常に良く接合する」と述べています。彼は「骨折を治療するにはカルシウム剤の補給をせず、むしろケイ素をたっぷり摂るように」と勧めています。彼の多くの臨床例からも、やはりケイ素を摂る事で骨のカルシウムが豊富になることが分かります。

バーマキアン博士は、「成人1人が必要とするシリカの量は10~20mgであり、骨折の場合は更に多くの量が必要である」と述べています。

≪骨に関するこぼれ話≫

米国のNASAでは宇宙から帰還した宇宙飛行士が、地球に生還した時に宇宙の無重力状態で何か月も過ごすので重力を支える必要がなくなり、その事で体内信号が「骨が要らない」と命令を出し、体内の骨が溶け出し弱体化して全員が骨粗鬆症になります。ですから、画像の様に、宇宙から帰還した宇宙飛行士は、地球上の重量によって自分では立てないので両脇を支えた様子になるのです。

因みに、

NASAでは宇宙飛行士が骨粗鬆症になり立って歩けない対策は、地球上の全ての食品及び食べられる物を宇宙飛行士に食べさせ骨の成長を研究した結果⇒『骨の蘇生』には鉱物(ケイ素化合物=アルミナケイ酸塩)が有効と公表し、ケイ素が一躍有名になりました。(日経メディカルHPにも関連記事掲載)

★この記事を見た多くの人は『え~、骨にはカルシウムが良いのでは?』と思われはず、しかし、NASAの同時発表によると残念というか恐ろしいと言うか『カルシウムは、骨の成長を阻害する』とも公表したのです。

 宇宙飛行士の帰還


ここまでは、

人間が成長して成人になり更に加齢が進むと、人間の骨・内臓・皮膚など

体全体に必須な『ケイ素』が激減し、病気や老化になり易くなる事を解説致しました。

しかし、
それだけでは『ケイ素』の体に対するもっと重要な事は説明され尽くせていないので、ここからは

『ケイ素』のどのような体への作用が病気や老化を防止しているか?

を解説させて頂きます。

 


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